ステーシーズ―少女再殺全談 (角川文庫)大槻ケンヂ ¥ 500 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
ステーシーズ―少女再殺全談... | |
| 愛する人が死んだら、生き返ってほしいと思うのは人間として当たり前。 でも、本当に生き返ったら、どうする。 しかも感情を持たないゾンビとして。 原因不明のままに次々と死んでいく15歳から17歳までの少女たち。 彼女らの死体は死後、ゾンビとして生き返り、生きた人間に襲い掛かる。 ゾンビに襲われた人間は死んでしまう。 ゾンビとなった少女を「再殺」するには、彼女らの体を少なくとも165以上の肉片に破壊しなければいけない。 一見ありがちなホラー小説のようだが、この本の不気味なところは、謎の怪奇現象の中にあっても誰も死の恐怖を感じていないということだ。 死を目前にした少女らからは恐怖が取り除かれ、ゾンビ化した肉体は「政府」によって正当に処理される。 つまりこの本の醍醐味はグロテスクな情景描写ではなく、少女の周囲の人たちの生々しい心理描写なのだ。 彼はどんな思いで愛した人の肉体をバラバラにしたのだろう。 拘束し打ち抜き蹴り飛ばしていた少女のゾンビが感情を持っていることを発見したときの恐怖。 考えるだけでも恐ろしい。 考えたくない。 あまりにもリアリティがありすぎるのだ。 ただし、救いは... | ||
グミ・チョコレート・パイン グミ編 (角川文庫)大槻ケンヂ ¥ 620 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
グミ・チョコレート・パイン... | |
| 存在は知ってたのだけど、ずっと読んでいなかった。何を思ったか、ちょっと前に思い出したようにまとめて大人買いして、この一週間で一気に読んだ。この作品が書かれたのが'92年だって。「二十歳だったその頃に読んでたらなぁ、、。」なんてことをちょっと悔しく思いつつも15年くらい遅れて読んでみても面白く読める。個人的にはグミ編が甘酸っぱくて好き。その後の展開の布石としても重要であるが、この部分だけ読んでも十分に楽しめる。マンガで例えるなら古谷実テイストばりな青臭いハイスクール性春白書。 思春期の男子学生の独特の心理が余すところなく描かれていて実に面白く最後まで駆け抜けるように読んだ。本来なら運動系の部活動、さわやかな恋愛などですごすべき高校生活にうまく適応できなかった主人公。 そんな平凡なやつらとは違うんだ!と見下しながらの自意識過剰。 無意味に映画に詳しくなっていくというのもかつての自分を見ているようで苦笑いとともに思い出されます。こういったひねくれた文科系の行動は一定方向に収斂していくのか。 そんな映画の知識は人生でまったく価値のないものなのですが・・・ 今だから正直に言っちゃう。かつての... | ||
ロッキン・ホース・バレリーナ (角川文庫)大槻ケンヂ ¥ 660 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
ロッキン・ホース・バレリー... | |
| 正直、音楽やってた人が小説書いてどうなるのだろう、と思っていた私が浅はかでした。オモイデ教もすごかったけど、こっちのほうが数倍迫るものがありました。バンドやったことないのに、やりたいと思えるくらいの臨場感。そして、個性的だけどどこか優しい人々。ラストに向けてひたすら疾走し続けるストーリー。多才な人は多才なんだなあ、とよみおえたあと脱力するほど面白かったです。やっぱバンドっていいねェ〜!ゴスロリっていいねェ〜!←でもこれ読んだらバンドでごごりやるよりゴスロリごりごりでグルーピー[死語]の方がやってみたくなった笑相変わらずブッ飛んだとこはありますがやっぱ大槻ケンヂの小説読むと同類の匂いがぷんぷんしてついついハマります(?ω?*)バンドマンに読んでもらいたいです('∀`)しぇ〜しゅんだなぁ〜笑笑私は七曲町子になりたいっ!町子とは、この小説に出てくる17の少女で、この少女が『野原』というバンドのライブツアーのワゴン車に乗り込むところから始まる。 町子のファッション、生き様に憧れて、ワクワクしながらどんどん読んだ! そして、最後のロックの神々の神々しい競演!!全部コスプレだけどね! 大槻ファン... | ||
リンダリンダラバーソール (新潮文庫)大槻ケンヂ ¥ 540 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
リンダリンダラバーソール ... | |
| ラバーソールをパタパタさせる恋人マコとの恋物語をベースにバンドブーム全盛期のエピソードが沢山載った楽しいエッセイ(?)です。BUCK-TICKの櫻井さんとの微笑ましいエピソードやデビュー仕立てのXのエピソードなどが載っていて面白いです。バンドブームが去った頃の苦い話も掲載されていて、バンドブームの儚さがよくわかります。一部、暴露話もありますが不快に感じるレベルではないので安心して楽しめます。オススメです。 私の、青春時代は、まさにこの小説のリアルタイムにありました!出てくるバンド名を見るたびに、ひゃひゃひゃ、うぴぴ、とあの時に戻ったような高揚感!もっと、ライブハウスに足を運んでたらよかったな。 主人公とコマコのやりとりも、甘酸っぱくてよかったです。正直言ってバンドブームの世代に生きた人間じゃないので、当時の事を知らなかった。しかし、オーケンを中心としたバンドブームの状況が、この本にはリアルに書かれている。X JAPAN、ブルーハーツ、JUN SKY WALKER(S)…。そしてバンドブームによって生まれた多くのバンド達。そんな中を生きていた者達の高揚感や不安が入り交じる感情を強く感... | ||
新興宗教オモイデ教 (角川文庫)大槻ケンヂ ¥ 441 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
新興宗教オモイデ教 (角川... | |
| 1992年に出た単行本の文庫化。 著者の初めての長編小説。いい具合に壊れている。 無計画に書いたらしく、当初予定していたストーリー展開とも異なってしまったというが、それなりにまとまったお話となっている。アイデアも突飛だし、ラストのやるせなさもなかなか。 ただ、読んで共感できるのは中高生くらいまでだろう。それ以上になると、素直には読めなくなってくる。 小説に限らず、この人の書くものは、最初はオッと思わされるのだが、急速に飽きが来る。底の浅さのようなものを感じさせられる書き手だ。ミュージシャンがエッセイ書くって結構あるから小説書いてよ という事で出来上がった小説らしいです。 それで書いちゃうってだけで凄いのにここまで面白いのがまた凄い。 ラストシーンの虚無感が凄く切ないです 人間ってのは狂う寸前が一番面白いのかもしれない。まず。 私は、この作品が元になっていると言われている某パソコンゲームを先にプレイしていて、 そちらが非常に好きである。 しかし、この作品も非常に楽しめた。 単純に読みやすく面白いし、勢いがあり、やるせなく、切ない。 傑作だと思う。 読んだことのない人には、... | ||
グミ・チョコレート・パイン パイン編 (角川文庫)大槻ケンヂ ¥ 660 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
グミ・チョコレート・パイン... | |
| 前作から前々作とは打って変わった支離滅裂な三部作完結編です。 主人公のくどいくらいの葛藤を励ます脇役たちのキャラクターが絶妙で面白かったです。オーケンはすごいよ。 このシリーズ、青春小説っていうけど、 人生のすべてがあるよ。 最高だよ。活字慣れしていない僕が5日もかけずに一冊の本を読むのは驚異的だ。本屋で何の気なしに手にし、ぱらっと中身を見て、「面白そうだ」と「グミ編」を読み始めて一ヶ月も経っていない。 カワボンが「ダメじゃない!ダメじゃないって言えよ!」と賢三の胸ぐらをつかんで言うシーンを読みながら泣きそうになった。本を読んで涙が出そうになったのは初めてだ。 確かに前2作に比べ、あり得ない展開へとシフトチェンジしていったのは事実だ。ただ、そのありえねー展開の中に確かに人生の真理、生きることの難しさ、素晴らしさ、ヒントが詰まっている。作者が「チョコ編」のあとがきに書かれていた「登場人物の全てを幸せにしたい」という姿勢が全面にうかがえる。そしてこの作品にはそんなラストがふさわしい。 素晴らしい作品です!高校1年で文庫版のグミ編・チョコ編を読んで早2年。やっと文庫版パイン編が出て真っ先に... | ||
グミ・チョコレート・パイン チョコ編 (角川文庫)大槻ケンヂ ¥ 600 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
グミ・チョコレート・パイン... | |
| 悲しいかな、前作のグミ編の甘酸っぱさは鳴りを潜めて音楽一辺倒へと様変わりしてしまった。 が! 筆者の音楽への情熱が主人公の少年を通して描かれて熱気を帯びて最後まで止まらなかった様に感動を覚えた。 音という音が活字に置き換えられて臨場感があって、前作同様に勢いに飲み込まれる。このシリーズを読むのは二回目です。わざわざ、また買いして二回目を読むぐらいおもしろい。ただ、チョコ編においては他のレビューにもあったようにロックの話が長い!全くロックに興味ない人には中盤はキツいと思う。『自分box』みたいなカリスマバンドぐらいの話にとどめてほしかった。残念なのは美甘子の回想で、賢三に冷たすぎないかい?二人でオールナイトで楽しく映画まで見に行ってんだから『よく覚えてないんだけどね』ってことはないだろー。フィクションでも、相思相愛はいかなくても、美甘子の中で友達ぐらいのポジションはキープさせてほしかった(>_ | ||
大槻ケンヂ20年間わりと全作品大槻ケンヂ ¥ 2,900 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
大槻ケンヂ20年間わりと全... | |
| あまねくすべての大槻ケンヂファンは必見 まんべんなく細かく解説してあるので これから本を集める指標になるかも! | ||
君へ。―つたえたい気持ち三十七話 (ダ・ヴィンチブックス)有栖川有栖 村山由佳 大沢在昌 大槻ケンヂ 大林宣彦 乙一 鴻上尚史 瀬名秀明 鈴木光司 ¥ 620 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
君へ。―つたえたい気持ち三... | |
| このシリーズは素晴らしいの一言に尽きるが、その中でも珠玉の一冊。 集めただけで勝負ありともいえる、とにかく豪華な執筆人。 その彼らによる、エッセイあり掌小説風あり、短いとはいえ、 「コミュニケーション」という統一テーマに支えられた37編の秀逸な文章。 行間が広いと文句を言うな。これだけバラエティに富みながら 質の高い一冊はなかなか見つけられない。 次の作家のショートストーリーやエッセイを読んでみたい方は、本書をひもといてみてください。 北方謙三「モシ族のもしもし」、宮本輝「バーチャル…?」、江國香織「そばにいてくれた?」、夢枕獏「いつでもどこでも」、藤田宜永「今から寝るよ」、北村薫「雪が降って来ました」川上弘美「カツカツ」村山由佳「ありがちだけど本当のこと」他 五木寛之「山間の町で」はエッセイ。 雪深い山間の町の研修センターに九州の娘さんが入所六ヵ月で引き揚げていったという。他のことは言うことなかったが、電話をせず地元の人が自分の部屋に入ってくることが耐えられなかったらしい。最後は「私には彼女の気持がよくわかるような気がした。しかしまた、不意の客ほど大歓迎されるというトルコの... | ||
筋肉少女帯自伝大槻ケンヂ 橘高文彦 本城聡章 内田雄一郎 ¥ 3,000 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
筋肉少女帯自伝 | |
| 橘高が今になったからこそやっと話せるようになった真実を語っています。衝撃的な真実です。ファンであればあるほど、泣けてしまうでしょう。そして、いろいろな偶然の巡り合わせで筋肉少女帯は成り立っていたことがわかります。裏側では、ギリギリのところで何とか持ちこたえていたバンドだったんだなぁ、と思いました。多分今後、これ以上の本は出ないでしょう。買えなくなる前に手に入れときましょう。この本は359ページにも及ぶ分厚い本で、現在の筋少のメンバー4人、1人約80ページに及ぶ回想録からなった、まさに筋少の、いや彼らのバンド人生を年度別に語ったものです。特にオーケン以外のメンバー、橘高、内田、本城さんの本音は殆ど表に出た事が無かった、ましてこれだけ長い記事なんて今後出ないと思われるので、そういう観点からも貴重です。また、オーケンに関しても単行本は多く出版され、その人となりは理解されている方も多いと思いますが、意外にも筋少についてはどの単行本でも殆ど語っていません。(まあ大分嫌だった様ですから・・)故にオーケンの筋少に関する“本音”はこの本にしか載っていません。そういう点からもこの本は貴重です。個人的に... | ||
くるぐる使い (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)大橋薫 大槻ケンヂ ¥ 630 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
くるぐる使い (眠れぬ夜の... | |
| 漫画単体としてもだいぶ楽しめることができました。 大槻ケンヂの小説をベースに描かれた話ですが、 時には薄気味悪く、時には悲しく、時には狂気を感じさせる表現なのですが 大槻ケンヂの書いた物を忠実に再現しながらも、独自の味付けに成功したいい作品だと思います。 | ||
バンドマンの恋人になる方法大槻ケンヂ ¥ 1,313 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
バンドマンの恋人になる方法 | |
| あまたの女子が食らつきそうなこのタイトル。売り出し方巧し、オーケン(その手にまんまとひっかかってる私って…)。 しかしだ。さすがはバンドブームのさなかに一世を風靡したバンドマンだけのことはあって、自身がバンド在籍時にに体験して得た、女子に関するあらゆるデータを事細かに説明している(どんな話し方が好感度が高いか、タブーなファンレターの内容、メール必勝法etc.)。 女性の私の意見としては、どうも男性の書く恋愛系エッセイって説教臭いというか、「はァ!?」とすくい上げで睨みをきかせたくなってしまう内容のものが多く感じられるのだが、このエッセイはオーケン特有のギャグもふんだんに混じえたものとなっており、笑い飛ばしながら読めた。それにオーケン、なんといっても腰が低いのだ(それで許せてしまうところもあると思う。人徳ってヤツか?)。 また本書では、恋愛のみならず、「人生指南編」と題して“生き方”のアドバイスをしている箇所もあり、それらもまた良い。特に「好きな仕事だけして生きていくには何が必要か?」という項目では、「そんなこと無理だって」と思いつつも読んでみると、「あー、それも一理あるわ」と納得させ... | ||
神菜、頭をよくしてあげよう (角川文庫)大槻ケンヂ ¥ 500 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
神菜、頭をよくしてあげよう... | |
| このエッセイのタイトルは「香菜、頭をよくしてあげよう」という筋肉少女帯のラブソングからとられています。「私って犬以下にバカなのよね」と笑う無邪気な少女とそんな香菜に何かしてあげたくてたまらない僕のとても切ない歌なのですが,その素敵な歌詞を書いた大槻さんはどのような毎日をお過ごしなのかしらとこの本を手に取りました。 悶々の10代,ガンガンの20代,そして30半ばになったその今が著されています。 マジックマッシュルームの恐怖のPTSDや小説への読者達のなんともとほほな反,とても楽しいエッセイです。 また,歌の方に戻ってしまいますが,ひとりででも生きていけるように 僕は香菜にあれやこれやを教えてあげようとします。この本はひとりででも生きていけるための青年の知恵の結晶なのかもしれません。以下、本書120-121頁からの引用… … 「私は、好きなかっこうをしてるだけ」 「そうか、いいね、最高だ」 「好きな服を着てるだけよ」 「いいね、いいよ。それが一番だよ。ずっとそれでいてほしいよ。じゃ、またいつか」 … 大槻ケンヂの文章は読み手の心をひどく揺さぶる。 笑い、切なさ、その他い... | ||
暴いておやりよドルバッキー大槻ケンヂ ¥ 1,260 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
暴いておやりよドルバッキー | |
| オーケンの本は肩肘張らずに読める。帯に劇団ひとりさんが書いていますが、気付けば我が家の本棚でもオーケンの本が一番多かった(笑)渋沢龍彦さんをいつの間にか抜かしてました。筋肉少女帯も復活したし、今年はオーケンが熱い!と僕は勝手に思ってます。オーケンが選ぶ筋肉少女帯楽曲ベスト30も紹介されてますのでファンにはなおのことお薦めです。 | ||
我が名は青春のエッセイドラゴン! (角川文庫)大槻ケンヂ ¥ 620 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
我が名は青春のエッセイドラ... | |
| 男なら誰しも、青春時代は多かれ少なかれバカをやりますよね。 私もそう。 これを読むと、オーケンもやっぱりバカでした(笑) ただ、オーケンがただのバカではないのは、バカをやっている自分を客観的に観察する視点を持っていた所にあります。 我々一般人は、バカをやっていた自分をカッコよく思ったり、正当化したりしがちですけど、オーケンは決して美化したり正当化したりしないところが偉いんだよなぁ。 そこが逆にカッコいい!と思える1冊です。 30代、40代の男性は、「そうそう、俺もやったよこれ」みたいな話がてんこ盛りで楽しめると思います。 ですがむしろ、10代の若者に読んでほしいです。 『君が不自由と思っている親の干渉や学校生活が、意外にも、君を自由にしてくれているのかもしれないぜ』 は至言ですよ。 某雑誌で連載をお持ちになられてて、気になっていましたところ、ふとこのエッセイを手にとってよんでみました。めくるめく大槻ワールドにはまってしまい、最近復活を果たされた筋少のDVDやらCDまで購入してしまいました。大槻さんの世界観には、いつも驚かされます。僕が20代だからか、読んでいて思わずウッと泣きそう... | ||
縫製人間ヌイグルマー (ダ・ヴィンチ ブックス)大槻ケンヂ ¥ 1,470 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
縫製人間ヌイグルマー (ダ... | |
| 涙が落ちるのを抑えるのがやっとだった。 「縫製人間ヌイグルマー」第一七回 反撃高円寺作戦。 電動車椅子の少年テツとガマ安連のゾンビとの戦い。 これはすべてのマイノリティーへの賛歌である。 先天的障害がある者、過去の悲劇や社会に順応できなくなった者、他者とのコミュケートがうまく取れない者、社会的敗北者に対する応援歌である、と僕は思う。 僕は、大槻ケンヂは天才だと思っている。 コミカルな表現、ときにSF的、アクション映画的な非現実的表現と、彼が紡ぐ言葉、台詞の切なさ、いやというほど救いのない現実。真逆のものを絶妙のセンスで混ぜ合わせる。 可笑しく、残酷で、哀しい。 オーケン印100パーセント! 僕的にいままで読んだオーケンの著作で一番面白かった。 読んで損はない、と思う。ヒーロー物なのにカッコ良くない。むしろなんか気持ち悪い。敵キャラも全員なんか気持ち悪いんです。 感情移入が頂点に達しようとすると、妙な言い回しや、間抜けな名称が現れ華麗に足払いをする、のに最終的になぜかカッコいいと思ってしまう巧妙な文章。 話そのもののおもしろさだけでなく、アニメや特撮物のエッセンスのオマージュと... | ||
ボクはこんなことを考えている (角川文庫)大槻ケンヂ ¥ 504 通常24時間以内に発送 |
ボクはこんなことを考えてい... | |
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のほほん人間革命 (角川文庫)大槻ケンヂ ¥ 540 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
のほほん人間革命 (角川文... | |
| 著者であるオーケン自身が、いろんなことを体験し、実験台となり報告したレポート集。 彼の目指すは、生きるうえでの様々な、「こだわり」を捨てた「行雲流水(のほほん)」であり、その境地に達するべく自分自身を革命するための試み。 彼が、本書で取り組んだものは、「幻覚サボテン」「下着パブ」「盗聴電波」「街の占い師」など、巻末には、オーケンが選んだ、「行雲流水(のほほん)」の境地に達した人物である、「遠藤誠(弁護士)」との対談が綴られている。 この本からは、我々自身が体験せずとも、それぞれがいかなるものであるかが、実にリアリティを持って説明してある、暇つぶしの領域を超えて好奇心を満たすこと以上の収穫が得られた。 正直面白かった!サボテンの合法ドラッグを試すとか、果たしてどこまで本気なのだろうか!?と思わせてしまう。UFOの話は素直に面白いwUFOを見たというおかしな話に笑ってしまう。新たな読書の幅を広げてくれた^^全編のほほん、行雲流水のごとく、大槻氏の絶妙の視点で、UFO、占い、ドラッグを料理していく。電車の中で読んでいて、爆笑をいかに抑えるかで、悩んだ。楽しい本である。 僕がオーケンの... | ||
ゴスロリ幻想劇場―大槻ケンヂ短篇集大槻ケンヂ ¥ 1,365 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
ゴスロリ幻想劇場―大槻ケン... | |
| 待ちに待った大槻ケンヂの短編小説集。傑作「くるぐる使い」以来か。 近年はエッセイの他に、自身のバンド体験を基にした青春小説の執筆が多かったが、大槻ケンヂという作家の真骨頂こそ、各種サブカルチャー作品に大きな影響を与えた「新興宗教オモイデ教」「ステーシー」などのSF・ホラー・幻想・オカルトを取り扱った作品であろう。 この短編集では、それらの要素に加え、近作で培った青春小説の技法も大きく取り入れられ、成功している。 賛否両論あるかもしれないが、ウィットに富んだ読み易い文章。 江戸川乱歩に地球外生物、妖精にアカシックレコードに旧日本軍秘密兵器にラップ現象といった、オーケンの得意な知識を「ゴスロリ」というテーマに絡めるアイディアと構成は、本当に巧いと思う。 個人的には長年エッセイで紹介・研究していた、シャーロック・ホームズが使った幻の日本伝来格闘技「バリツ」を作品として昇華していたのは読んでいて楽しかった。 ロックバンド・特撮やソロ活動での楽曲世界観とリンクした作品や「ステーシー」「ロッキン・ホース・バレリーナ」といった他作品と直結したサイドストーリーも収録されており、オーケンファン... | ||
わたくしだから改 (集英社文庫)大槻ケンヂ ¥ 500 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
わたくしだから改 (集英社... | |
| これは素直に面白い!「いや〜もう自分バカだったもんでやんなっちゃいますよ」な空気がオーケンのエッセイの魅力だけど「親に叱られるのが恐くてデビューしたのだ」ってオイ。そんなこと言わんでも・・・と思いつつも爆笑。「パイパニック」もアホだな〜と思いつつ共感しちゃったり(笑)オーケンのデビュー秘話、小・中・高それぞれの卒業文集にのせた作文まで読めちゃう、マニアにはたまらない一冊。いやいや、マニアじゃなくても爆笑間違いなし!!ちなみに私は電車の中でこの本読みながら笑いをこらえるのに苦労しました…。 | ||